大汝牟遅神社の流鏑馬
〒899-3301 鹿児島県日置市吹上町中原東宮内、大汝牟遅神社
天文7年(1538)12月29日伊作島津氏10代忠良(日新公)は、2回目の加世田城攻めに際し、祈願をかけ、この戦勝と長子貴久が鹿児島本家15代守 護の職責を果たすことが叶えられたときは、毎年流鏑馬を奉納することを誓って出陣しました。首尾よくその夜のうち に攻略できたので奉納するようになったと伝えられています。宮下、宮内両家による世襲制で行われてきましたが、近年後継者難のため保存会の人々によって行われています。
昭和56年3月27日県文化財指定。
湯之元馬頭観音馬踊り
〒899-2201 鹿児島県日置市東市来町湯田
湯之元温泉に春の訪れを告げる湯之元温泉馬頭観音馬踊り。 色鮮やかに着飾った鈴かけ馬と踊り連が太鼓・三味線・おはやしにのり、湯之元の温泉街を練り歩きます。
また、市道の一部では歩行者天国になり、木市などの出店で終日にぎわいます。毎年4月の第2日曜日に開催されています。 旧国道では、木市が開催され、色とりどりの花や苗木が並びます。
祭りの当日、湯之元温泉街は、終日大勢の人でにぎわいます。
伊勢神社棒踊り
〒899-2311 鹿児島県日置市東市来町養母
毎年5月第1日曜日、東市来町養母の荻集落にある伊勢神社で地域の青年たちが豊作を祈願し、白たすきにはちまき姿で六尺棒等を振りかざし、歌い踊り、奉納します。
舟こぎ祭り
〒899-3308 鹿児島県日置市吹上町田尻2761-イ
大汝牟遅命が宮内に下向されたとき、猿田彦命が海上を無事に小野湊まで送り届けたことに由来すると言われる「舟こぎ祭り」。航海安全から、五穀豊穣や家内 安全の祈願に転化した祭とされています。当日は40人余りの氏子や地域の人が円陣を組み、大小50隻の模型船を「エンヤオー」の掛け声とともに、波に揺ら れる船に見立てて三度回して隣の人へ。一周した船は航海を終えて、また宝殿へと納められます。
大田太鼓踊り
899-2502 鹿児島県日置市伊集院町徳重1786
大田報恩寺住職が、住民の慰安になるように、と考案したのが始まり伝えられている。城攻めをかたどったとされ、進退のあざやかさに特徴がある。10月第4日曜日の妙円寺詣りの日に徳重神社に奉納される。
稲荷神社お田植祭
〒899-2201 鹿児島県日置市東市来町湯田 TEL:099-274-5650
お田植祭は、毎年3月3日、湯之元の稲荷神社で行われます。豊作を祈り、200年以上も前から始まったとされ、近隣からたくさんの人が詰め掛けます。
境内に水田をかたどり、あぜ塗り、牛を使った田ならし、休憩の茶飲みの様子などを鹿児島弁でおもしろおかしく即興で演じる「田園劇」に、境内は笑いに包まれます。
徳重大バラ太鼓踊り
899-2521 鹿児島県日置市伊集院町
朝鮮出兵に参加した島津義弘が明の大軍と戦うときに、高い幟を立て、大太鼓を打ち鳴らし、威嚇して勝利を得たことから始まったと伝えられている。直径1.5mの大太鼓を使用する。妙円寺詣りの日に徳重神社に奉納される。
北山の火振り
899-2311 鹿児島県日置市東市来町養母
毎年8月15日に北山自治会で行われる。戦いに敗れた北山殿の霊を慰めるためという説や、無縁仏を供養するためであるという説などがある。たいまつをつけた複数の孟宗竹を4~5人がかりで激しく振る。
深固院祭り
〒899-3203 鹿児島県日置市日吉町吉利岩井田
平成5年より始まった深固院祭りは、元中3年(1386年)幽遠山深固院を開山した石屋(せきおく)和尚の法要をはじめ、地域おこしイベントとして地元自治会により毎年11月第3日曜日に開催されています。
その昔、たびかさなる飢饉の際、和尚が落穂を拾い集め、籾(もみ)を粉にして餅をつき、醤油をかけて焼き皆に食べさせたことが始まりとされています。県内でも有名なしんこ団子はこうして生まれたと伝えられています。
当日は扇尾保育園の子ども太鼓の披露や郷土芸能が奉納され、終日多くの人でにぎわいます。
たじまどん
〒899-3301 鹿児島県日置市吹上町中原
たじまどんは、大汝牟遅神社で行われる豊作を祈願する祭です。社殿で祈念祭祭典後、社殿前庭を斎田と見立て、秋の豊作を祈願して、田越しからモミ蒔きまでの鹿児島弁のおもしろおかしい「田園劇」に境内は笑いに包まれます。