これは「日置市立伊集院中学校」の校訓であり、この文字を記した
学校の記念碑(花壇)が、正門を入ったすぐ目の前にございます。
私もここの卒業生ですが、月日の流れと共に記憶も薄れ「そういえば・・❔」
ぐらいの感覚になっておりました。
ですから、その記念碑(花壇)の下から、石橋が発見された!とのニュースを
耳にした時は大変驚きました・・
報道によりますと、その伊集院中学校の記念碑(花壇)の下で石造が埋没し、
上部だけ見える形で発見されました。
それを詳しく調査すると、天正8(1580)年と記された石橋であったと・・
日置市教育委員会と伊集院中学校の生徒さんが考古学調査を実施した際に発見されたものらしく、
先月、現地見学会が行われたので、協会スタッフも見学に行き写真を撮って来てくれました。
この石橋は、島津義弘公の母「雪窓妙安」を祀る菩提寺の前の小川に
架かっていたものらしく、アーチ状の一枚岩で、側面の文字は
「天正八年庚辰三月吉日」
「宗的寄進」と刻まれ、読み取れます。
また、石造の中央がへこんでいるのも確認され、人々がその上を歩き、
長きに渡り使用していた事もうかがい知れるとのこと
学校敷地内ですので、関係各所に事前の許可等は必須かと思いますが、
本土最古級といわれる「石橋」一見の価値がありますよね・・
私も機会があれば、ぜひ、見学をさせて頂きたいと思っております!
※雪窓院は廃仏毀釈により廃寺となり、現在は跡地となっております