創業年は不明ですが、宮内家に明治43年に制作された太鼓が残っており、100年以上の歴史を持つことが推測されます。
神社の祭祀に用いられた太鼓は、郷土芸能の普及、また和太鼓ブームにより太鼓の用途も変遷を遂げ、現在は四代目の宮内紀二三氏が伝統の技を引き継いでいます。
現在県内で太鼓を制作する者は少なく、平成5年に鹿児島県の伝統的工芸品に指定されました。
太鼓は叩き込む程に革の張りの度合いがならされ、柔らか味を帯びた音となります。
太鼓の胴部にはクスノキを用いており、堅いうえに木目が美しく頑丈です。
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